Wed
06/25
2008
罪喰い 中原一也
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帯
「貞淑だった体は、娼婦のそれとなる。」
恥なんてもうないので、これくらいなら余裕で買えます(笑)
あらすじ
「俺なしではいられないくらい、何度だって抱いてやる」見合いを経て
婚約間近の瑛は、慕っていた兄の雄矢に監禁され、昼も夜もなく体を繋げられてしまう。
多くの女を虜にしてきた雄矢からの激しい劣情に翻弄され、
雄矢に触れられるだで発情する体にしつけられていく。
力ずくで体を奪っておきながら、瑛の世話をするときには壊れ物でも扱うような雄矢に
瑛は想いの深さを思い知る。
だが、二人きりの生活は突然破られて。
(裏表紙より適当に引用)
満足度 ★★★★☆
※基本的に、決定的なネタバレ、裏表紙以上のストーリー紹介はしない主義のブログです。
あぁ、この小説はネタバレしないと思う存分萌え語りが出来ない。
でも、ネタバレしてしまったら全く面白くなくなってしまう作品なので、
もしするとしたら「続きを読む」ですね。
初読の作家さんです。
いやーーちょっと危ないほどの執着心ってやっぱり萌えます!
執着攻っていいなぁと再実感させてくれる作品でした。
昼メロかサスペンスのような悪い方に悪い方に坂道から転がり落ち展開の数々に、
わくわくハイテンションに読ませていただきました(笑)
「大変どうしよう!」「そう来たか!」「えぇーっ」と深夜にニヤニヤしながら読んでた
私はさぞやキモかったことでしょう(笑)
今まで読んだBLでこんなに悪い方にばかり転がる作品は初めて読んだかも。
既読の作品だったら、丸く収まってたところが丸く収まらない。
ツッコミ所はありますが、
ネタバレせずにわくわくと楽しんでいただきたいところですね。
そうそう、女性キャラが登場して二人の関係にガンガン干渉してきます。
BLで女性キャラが出張るのが苦手な人は本当にダメだろうな。
超嫌な女性なので、雄矢(兄)が「受をあんな雌にくれてやるくらいなら!」って怒りにかられて
強行に出るのに本当に共感してシンクロできました(笑)
本気で腹を立てて、「あぁ、瑛がこの女と寝てしまったらどうしよう」とはらはらイライラと
むかついてました(笑)きもいなー。
はっきりしない瑛も悪いし、そこにもイライラさせられるのですが。
でも、良い女性だったら話が転がらないし、
気の毒でかわいそうすぎるので、これでいいのかな。
それでも十分かわいそうなのですが(笑)
肝心の二人の兄弟の関係については、
「兄さん…」の一言だけでもう萌えて萌えてたまりませんでした(笑)
「兄さん…」その一言だけでご飯何杯も食べられると思うよ。
「兄さん…そんなの許されない」とか「兄さん…やめて」ってあぁーーベタだけどいい!
なんでこんなに色っぽくて萌えるんでしょうね。
エロそのものもねちっこくて良かったのですが、兄が事後に風呂に入れたり、
お手入れをしたり、あんなことまでお世話する方が萌えました。
そこから執着と愛情、二人の静かな閉鎖空間を感じられて好きです。
この作家さんは初読なのですが、気になった表現が一つ。
「兄の男の色気に〜」とか、「女にされるとか」、「もう女を抱けなくなる」、
「女のものとは違う〜男独特の色気が〜」とか
男と女を意識した表現が山ほど出てきました。
この作家さんは男と女にこだわって表現してるのかな?
他の作品を読んだことがないのでなんとも言えないけど、他作家さんにはあまり見ない
表現だなと感じました。
兄弟モノのBLの醍醐味はやっぱ、
近親相姦+同性愛っていう二重の禁忌による背徳感だと思います!
ホモくらいなら周囲に理解があったり、他の国に行けばいいことだけど、
近親相姦ホモだとどこに行っても認められる世界がない。
そこにロマンスを感じずにはいられないのです。
…これ以上語ると脱線して長くなるのでもうやめます(笑)
最後に一言でまとめるならば、
坂道から転がり落ちる昼メロ展開と、「兄さん…」、狂気の執着愛
が見どころですね!




