Mon
06/30
2008
花嫁はマリッジブルー
| 花嫁はマリッジブルー (白泉社花丸文庫 な 7-1) | |
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帯 冷酷さどんだけ〜!
ストーリー
大学生の麻生拓海には、双子と間違われるような姉美花がいた。
顔とスタイルのよさだけで美花は、旧華族で名門ホテルグループの御曹司、朝倉正嗣と
玉の輿婚することに。
家族はみんな大喜びだが、拓海だけは朝倉が姉に愛情をいだいてないのを知って激しく憤る。
だが、その冷たさが複雑な家庭環境のせいだとしり、姉の婚約者なのに朝倉に惹かれてしまって。
(裏表紙を適当にはしょりました)
満足度 ★★★★★
表紙が私に「買え」と言っている。
読み慣れた勘のいい方なら、「双子と間違われるような姉」なんの布石だか分かりますよね(笑)
唯月一さんの描く受可愛い子ちゃんのウェディングドレス姿は本当に萌えます。
攻も男前で良い新郎っぷりだし。
あーーー私もこんな可愛いお嫁さん(受)が欲しいよぅ。
唯月一さんの絵は、花嫁モノにぴったりで相乗効果です。
花嫁モノ挿絵といえば、あとは佐々成美さんとかみろくことこさんのイメージ。
まぁようはちょっとショタ入った可愛い子ちゃん受が大好きみたいです。
花嫁モノBL萌えの半分は受の可愛さで出来てるような気がします。
攻の男前っぷりとBLはファンタジーも忘れちゃいけないけど。
さてさて、感想。
※ちょっとネタバレしてるかもしれません。
脇役も個性的でコミカルだし、笑えて萌えて、そして切ない。
タイトルはベタなんだけど、よくある花嫁モノBLとはちょっと違う作家さんの個性が
コミカルさと脇キャラで発揮されてると思います。
主人公の両親に至るまで、みんなこの結婚に悲喜こもごもなんだよね。
それに、主人公と朝倉さん(御曹司)が惹かれあうまでの思いを重ねてく段階も
エピソード豊富で楽しくて、ときめきました。
テンプレ的なBLだと、攻(お金持ち)が受(年下)を高級レストランに誘うときに
ドレスコードのために洋服をフルセットで買ってあげると、
素直に喜んだり、抵抗しつつも従いますよね。シンデレラごっこ的な展開が多い。
でも、拓海君(受)は断って、失礼だと説教した上に、正嗣さん(攻)を
庶民デートに連れ出すんですよ。うわーー意外と斬新!
そんな拓海君だから正嗣さんも惚れたんでしょうね。
「御曹司庶民ライフを楽しむ」はおかしくも微笑ましくて可愛かったです。
人の話を聞かない、というか庶民の常識的な話が通じない、
クールだけれども子供っぽくて不器用な正嗣さんが可愛くてなりません!
ツンデレというかギャップというか。
仕事は出来るし、恋愛経験もあるはずなのに不器用な大人の男って良いですよね。
エロは薄めだけど、花丸文庫らしい優しい作品で大満足でした。
受は可愛いけど男らしい、攻はちょっと不器用だけれど決める所は決める。
これってやっぱり萌えるわ。
番外編で新婚生活編があって小説花丸に掲載されたそうです。
文庫化するのかな?BLは文庫化しなかったり、しても遅いことが多いから、
乙女ロードかネットでバックナンバーを探そうかしら。
もう、二人の新婚生活が気になって気になって仕方がありません!
激甘とか裸エプロンとかを期待してみます。
最後に、BLはファンタジーだけどそれ以上のファンタジーを見せられた気もするこの作品。10年越しの恋人で月収10万のバンドマン、ヘタレで可愛いし、愛してくれるし情も移ってる。
と、
愛のない御曹司のどちらがいいかなんて究極の選択だよね。
姉・美花は25歳のキャンギャルで、いくら綺麗でも若い子がどんどん下から出てくるから
いつまでも続けられる仕事でもない。
ありえない設定なんだけど、25歳って色々考える年齢だと思うんだよね。
ファンタジーなのに、女の生き方についてチラリと考えてしまいました(笑)
なんだか私にはちょっとリアルな年齢なんですよ。
月収10万のバンドマン・エディをヘタレわんこで可愛いとは素直に思えません(笑)
あぁー私なら愛がなくても御曹司の方がいいな。
月収10万円のバンドマンと10年付き合っただけでもすごくいい女で偉い。
玉の輿のために、捨てたからって彼女が薄情とは全く思えません。
なにが究極のファンタジーかはネタバレなので省略します。
ここまで書けば、もう分かってしまう気もしますが。
御曹司と男同士で結婚するよりも、エディと生きていく方が困難そうだな(笑)
BLはファンタジーだし、私は腐読者だからそんなの気にしちゃダメダメ!
そんなこと考えてないで、受花嫁と攻にでもニヤニヤしておけばいいのです。



