Thu
07/17
2008
愛賊―貴公子、盗まれた純潔 バーバラ片桐
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ストーリー
舞踏会の夜、帝都を脅かす怪盗に唇を奪われる――
それは誇り高き新聞社社主・葉室雅純の人生における初めての屈辱だった。
社の威信を懸けて怪盗を追った雅純は張り込みの際、更に純潔まで奪われることに。
「見知らぬ男に犯されたら、貴様は夜道も歩けまい」怪盗に媚薬を使われ、束縛された雅純は淫らに甘く啼く。
明けて翌日、雅純の元を特別高等警察の上杉が訪れた。
彼は雅秋の痴能を写した写真を携えていて―!?
穢れなき社主、賊の正体を追って快楽に煩悩される…帝都艶夜(ハート)
(裏表紙から引用)
満足度 ★★★★☆
ネタバレはしません。
でも、雅純(主人公 受)よりも早く賊の正体が分かりました。
きっと、読者の誰もが分かったことでしょう(笑)
貴公子の純潔?そりゃ盗みたくなるよね!
穢れを知らない凛とした高貴な人ほど、乱して屈服させたくなるのがBLロマン。
とニヤニヤ期待してました。
あくまでもフィクションで、舞台は米騒動やシベリア出兵あたりの大正時代。
大正BLロマン、怪盗モノと言っても、やっぱりバーバラさんって感じ。
トンデモで多少無理矢理な話を書き切るパワーに満ち満ちてると再実感させられる作品です。
でも、バーバラ作品を読むたびにそう言ってるような気もする。
エロは濃厚、媚薬あり、ロープで拘束あり、野外(しかも屋根の上)。
それに、相変わらずバーバラさんは乳首が大好きです(笑)
乳首が弱いことがバーバラ作品の受の必須条件ではないかとまで思う。
エロ以外でも、覆面の怪盗に、仮面舞踏会に、女装と楽しい要素が盛りだくさん。
これぞ、大正浪漫BLエンターテイメント☆
あまり細かいことは気にせずに、気楽にお約束を楽しめて大満足でした。
大正なのに、貴族で鉱山王で新聞社の社主なのに、
受貴公子 雅純さんはバーバラナイズされたきゃんきゃん吠えるちょいアホの子で
可笑しくも可愛かった。
「私の高貴で清らかな唇が…こんな賊に!」と心の中で叫んだり、
キスを奪った盗賊に逆上して、
新聞に自分の描いた下手な似顔絵を載せて、「狂賊馬サザエ(漢字)」と
自分がサザエ嫌いだから名づけるようとするなど、
行動の数々が最高でした(笑)
屋根の上でロープで拘束して、媚薬まで使って、局部付近のみナイフで切り裂いて…。
そんな緊迫してるはずのエロシーンなのに、やりとりがおかしくて笑いが…。
ついつい、受萌えばかり書いて字数を使って、力尽きて終わってしまうダメ感想ばかりだけど、
攻だって素敵なんですよ!
攻について書くと激しくネタバレなので、省略ってことで。
最初から分かってる正体を決定的にするのと、二人の心が寄り添う過程、
二人の正義と男同士の衝突、勧善懲悪を楽しむが良し。
でも、受に見せ場は全然ありません(笑)






