ストーリー
高校1年生のユカは、ある日すっごく美形の隣人が男同士のキスをしている場面に遭遇。
ところが、その美形な彼が自分の学校の数学教師だと知る。
一目ぼれしてしまったユカは、後藤の気を惹こうと努力するのだが、
後藤には「ガキには興味ない」と牽制されてしまって…。
(裏表紙より引用)
オススメ度 ★★★★★
性別受、少年の中性的な危うい?魅力に、年の差、
不幸だけど健気で可愛い受に、優しくてかっこいい受。
キャラの魅力がずっしり詰まってます。
特に性別受が好きな人にはたまらないと思います。あとショタ。
裏表紙のストーリーを読むと非常に軽そうですが、
話はいたってシリアスで、受の変えることが出来ない環境がとってもかわいそう。
受の健気さをひきたてるエピソードの範囲を越えてます。
受が健気なのがまた涙を誘うし、二人の心が結ばれるまでがとっても切なくて
胸きゅんでした。やりとりとささいなすれ違い、受の真っ直ぐで健気なところがいいですね。
キャラの魅力とストーリー運びのバランスが良くて相乗効果です。
とってもよく出来た作品だと思います。
ただ、性別受が駄目な人はしんどいかも…。
最近、年の差もの少年受ばかり読んでて、
ブログを開設してからも、年の差ものの感想ばかり書いてて
「少年受への萌え」ばかり語ってることにやっと気が付きました。
あぁ何冊読んでも飽きることなく、
人の属性って変えられないんですね…。いっそ、少年萌えショタBLブログでもいいんじゃないかと思いますw
でも、鹿乃しうことか新田祐克とかも読むから雑食なんですよ。
そんな訳で、今回もショタというか性別受ものの感想を書いてみます。
表題作は教師(24歳)×生徒(15歳)の年の差学園もの。
ただ、二人はたまたま隣人なので、学園生活より家での生活がメインです。
作者もあとがきで書いてるように、受の少年に「性別受」が凝縮されてて本当に可愛いんです!
ショタ好きにはたまらない、でもショタとも少し違う、ある時期の中性的魅力とでもいうので
しょうか。
BLにリアルよりドリームを求める、性別受が好きな方ならたまらないでしょう。
私は、BLはトイレに行かない人たちの二次元ファンタジー、801穴万歳派で
リアルは求めてないんです。
それに、
受は男でも女でもなく、受という性別だと思ってます(笑)その「男でも女でもない」ところに色気を感じるんですよねー。
加えて、ショタは未完成な体と精神に魅力を感じるのかな。
おまけに、不幸なのに健気だから同情して感情移入してしまって
本当にかわいそうになってしまって、胸を打たれます。がんばれ受!
恋愛で切ないより、家庭環境とか受のせいではない選択肢がないことこそ
かわいそうでつらいなーと思ったり。
対する先生は、かっこよくて受に優しい「保護者」でもあり、
恋愛上手な素敵な大人の男です。
そんな攻が受の魅力と純情を「浴びて」、心を動かされて動揺する様も非常に萌えでした。
遊んでた攻が、受が純情すぎて手を出せなかったり、「いつも通りにいかない。なんでだ?」と
ペースを乱されるのは、いつでも美味ですね。
最近は、攻視点で「受少年かわいいよ受少年」と萌えて、攻はあまり印象に残らないこと
すらもあるのですが、
今回は、攻もとってもかっこよくて優しく受を守ってるので、
受と一緒にドキドキしてしまって、攻にもばっちり萌えたので大満足です。
そうそう、扇さんはここ何年か性別受ばかり描いてますよね。
その前のガタイの良い人々の割とリアルよりの作品を描いてた頃から、
なぜかコンプしてます。
ストーリー運びとコマ割りとが全体の雰囲気は今(性別受)と共通してて、
どっちも読めるのですが、私はもちろん性別受の方が萌えです。
でも、離れた読者さんもいるんだろうな。
「歌舞伎町の男」
表題作を熱く語りすぎていい加減長いので、割愛。
女を食い物にするホスト×ゲイゆえに生命の神秘を感じて産婦人科医を目指す青年。
根底的テーマは重くて暗いですね。
多分、
性別受によるBL的ファンタジーを読んだ後だから余計にそう感じるのかも。なぜか男をひきつけるオーラ?がある魔性の受という共通点はあるけど、
同じ本にはあまり同居させて欲しくなかったな。違和感を感じました。