Thu
04/17
2008
エッグスタンド
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ストーリー
他人に干渉するのも他人から干渉されるのも苦手な歯科医の宏一は、マンションの隣の部屋に一人で住むお気楽高校生の透に、最近何やかやと振り回されている。
しかし、能天気に見える透の悩みに触れ、世話を焼いたりしているうちに、宏一は心の奥底に沈めていたある記憶を揺り動かされ…。
不可思議な感情の芽生えを描く表題作を含む三篇に、書き下ろし「チョコレート日和」を加えた月村奎の人気作、待望の文庫化。 (アマゾンより引用)
オススメ度 ★★★★☆
これぞ朝チュン作家!彼女の作品はほぼ朝チュンです。
今回の作品は朝チュンすらしてくれませんでしたが(笑)
毎回朝ちゅんだって分かってるので、朝ちゅん場面が出てくるともはや安心します。
その朝チュンも毎回ワンパターンで、「めくるめく夜を〜、攻は僕をとろかした〜、嵐のような夜が」
って感じで、必ず挿絵は攻と受が上半身裸。
作家さんがエロに全く重きを置いてないし、読者もそれを求めてないからいいのでしょう。
中学生が読んでも大丈夫だし、そもそもこれじゃ男性同士がどうやるかも分からな…。
「どんなふうにとろかしたんだよ」「嵐のような夜ってなになに」と物足りなさを感じるのも
まぁお楽しみってことで。
この物足りなさと想像力をかきたてられるのもBL的ロマンだと思います。
BLにエロだけをもとめてるんじゃないもん。
加えて、二宮先生の淡い感じの絵も可愛くて大好きだし、相乗効果でさわやかでほんのりしたときめきです。
それと、月村作品では「家族」の比重がすっごく重くて、
「同性愛」じゃなくて「家族愛」を書きたいんじゃないの?とさえ、
ときどき思います。
ほとんどの作品で、攻の家族も受の家族も出て来ますしね。
基本的にBLファンタジーで甘いんだけど、「好きになったのがたまたま男だっただけ☆」みたいな
同性愛への軽いスタンスではなくて主人公たちは真剣に悩むし、厳しい現実も多少あります。
それに、前述した朝チュンのようにBL的お約束エンターテイメントには乏しい、いやほとんどない。
でも、家族の話のように攻も受も「BLの萌えキャラ」ではなくて、
背景があってちゃんと暮らしてる生身の人間として感じられるところが
共感できて、面白くて切なく感じるんじゃないかな。
っていうのが、私が考える月村作品の魅力だったりします。
さてさて、いい加減に「エッグスタンド」の感想を。
■エッグスタンド
二人が仲良くなるまで。
■愛が二人を分かつまで
二人がコイビトに
■真珠のかけら
攻の双子の妹と40代銀行員(お腹と髪の毛がやばい)の不倫話。
かろうじてちょこっと主役の二人も出てくる。
■チョコレート日和
攻と受がくっついた後日談
BL風味が薄い作家さんだとは知ってるけど、
まさかBL小説で27歳女性と40代リーマンの不倫話を読まされるなんて!!
いや、うまいから小説として面白かったし、ちょっと物語が深くなったとは思うのですが。
ドリームを求めるBL小説でページ数を使ってそんなもの読みたくないってのが本音です。
それなのになんで、主人公二人の朝チュンシーンすらないんだよーー!
うまい作家さんだけど、読者のニーズを間違えてるとしか思えない。
受は可愛いし、攻は適度に大人の余裕があってかっこよくて登場人物が魅力的。
今回は珍しく、受じゃなくて攻に魅力を感じました。
「好きならOK」的な気楽さではなくて、受が男を好きになる自分に悩むのも
切ないし、二人の心が徐々に通っていくのを見ているのも萌えていい。
大きなドラマはないんだけど、さりげないエピソードが効いてて、面白い。
でもでも、やっぱりBL小説で不倫話はいらないかなと思うので
妙にひっかかってしまう私です(笑)





はじめまして
訪問リスト見て参りました。
>そもそもこれじゃ男性同士がどうやるかも分からな…。
うわはははは!!!!
すみません、大爆笑してしまいました。
そうそう、この人の小説ってみんなそうですよね。
でも、Hシーンが濃厚な作家さんが多い中で、私には新鮮に思えます。
この作品は未読(でも持ってる)ですがやっぱそうなのか〜〜と
安心するやら微妙にがっかりやら。
ダラダラ書いちゃってすみません。
また寄らせていただきますね。
ご訪問ありがとうございます
>そもそもこれじゃ男性同士がどうやるかも分からな…。
あっははは。失言ですみません!
笑っていただけてなによりです。
私もこの作家さんの小説はまだ積本なのも含めて、結構持ってますよ。
そう!毎回朝チュンだって分かってて、むしろそこに新鮮味と
萌えを求めてるはずなのに、
どうしてか毎回ちょこっとがっかりしてしまうんです(笑)
エロは求めてないはずなのに。
分かっていただけて嬉しいです!
私もまた遊びに行かせていただきますね。